力学§2メモ

力学系運動方程式の一般的な定式化は、最小作用の原理によって与えられる。

ラグランジアンLを導入。Lはq,\dot{q}, 時間tの関数。

・作用S(=Lのある時刻t1からt2までの時間積分)が最小となるように系は運動する。=最小作用の原理

・Sの最小値からの変分δS=0を見据えて、L,q,\dot{q}の変分を考える。Sが最小となるときのq=q(t)とし、その変分δqとδ\dot{q}を用いて、Lの変分δLを表せる。ここでSが極小となるには、δS、すなわちδLをδq,δ\dot{q}に関して展開した一次の項の積分が0になればよい。(δL,δqなどは、時間t1からt2にわたる元の関数L,qからのズレを表す、小さい関数)
 δS=0をになるような被積分関数の値を考えると、ラグランジュ方程式を得る。

・系内の相互作用の働かない孤立した部分について、ラグランジアンの加法性がなりたつ。

ラグランジアンに、任意関数の時間についての完全導関数を加えても、δS=0に変わりはなく、運動方程式の形は変化しない。

力学§1メモ

・一般座標q, 一般速度\dot{q}の導入。

・経験が示すように、座標と速度の全てが同時に与えられれば、系の状態は決定され、それ以後の運動は原理的には予言可能。
 =ある時刻に全ての座標qと速度\dot{q}を与えると、その時刻における加速度\ddot{q}の値もまた一通りに決まる。

モチベと方針

社会人になってはや数ヶ月。

昨今のニュースを見て、物理に対する興味が再びふつふつと湧いてきた。

学生のころ、目の前の研究課題をこなすために、がむしゃらに関連分野の知識をかき集めた。それなりの研究結果をだして、いくつかの論文の共著者となった。でも途中から、よい成果を出すことばかり気を取られて、物理の面白さを見失った気がする。

今は、幅広い専門分野の同僚と話をするなかで、物理に対する見方が変わった。学生の頃よりも確実に物理が好きになっている。さまざまな物理現象の原理を知りたいと思うことが増えた。

というわけで物理の勉強をやり直し。

業務に関わる分野の勉強の傍ら、取り組むテキストは、以下。

ランダウ=リフシッツ理論物理学教程
  -力学
  -場の古典論

いまの所これだけ。適宜補足テキストを使うが、とにかくまずはこれをやり遂げたいので、モチベ上げるためにブログとして勉強日記を記すことにする。