2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

力学§7メモ2

・運動量保存則を質点の速度を使って表すと、 .・エネルギーとは異なり、粒子間の相互作用の有無に関わらず、系全体の運動量は各粒子の運動量 の和である。・外場がないとき、運動量ベクトルの3成分全てが保存。 外場がある場合、その分のポテンシャルエネ…

力学§7メモ1

・空間の一様性から、運動量保存則が導かれる。 孤立系の力学的性質は、空間の一様性により、系全体として空間内の任意の平行移動に対して不変。ここで、無限小の座標変位εを考え、ラグランジアンが不変であることを要求する。 と平行移動するとき、Lの変化…

力学§6メモ

・力学系の運動に際して、2s個の量、qiおよび\dot{qi} (i=1~s)を変数に持ち、運動の間一定の値を保ち、初期条件だけで決まる関数がある。 →運動の積分・自由度sの孤立系の場合、独立な運動の積分の数2s-1個。・保存量一定の根拠は、空間と時間の一様性と等方…

力学§5メモ2

・孤立していない系Aについて考える。この系が、他の与えられた運動をしている系Bと相互作用しているとする、 =系Aは与えられた外場(系Bによって作られる)のなかで運動する。・系AのラグランジアンLaを求めるために、全系のラグランジアンLを用いる。系A+…

力学§5メモ1

・質点間に相互作用があるが、他の物体との相互作用がない系。すなわち孤立した系について。・孤立系のラグランジアンは、一般に相互作用のない場合(自由な質点)のラグランジアンに座標の一定の関数Uの項を加えることで表される。 →L=T-U (T=mv^2/2:運動…