力学§4メモ

・慣性基準系における自由粒子の運動に関するラグランジアン、その速度に対する依存の仕方を調べる。

・系K'と系Kとの速度の関係式v'=v+ε(εは無限小速度)を考えると、K'でのラグランジアンL'と、KでのLとの違いは、時間の関数の完全導関数だけ(§2)。L'をεに関してべき展開して高次を落とし、元のLから増えた項が時間の関数の完全導関数となることから、L=av^2の関係が得られる(aは定数)。この形の式をもとに、系K'に対する系Kの速度Vが有限の場合にもラグランジアンが不変であることが確認できる。

・定数aはm/2と書くのが普通(mは粒子の質量)。